こんにちは(^^)/
お世話になっております。
FFP不動産コンサルティング株式会社の藤本です。
前回の続きです。
不動産を売却したいが、公にしないでコッソリと水面下で取引を結了させたい。。。
そんなときは、「一般媒介契約」がベストです!と申し上げました。
では、非公開で売却活動を目指す場合の注意点を挙げてみます♪
注意点1 多くの不動産会社は「一般媒介契約」を嫌がる
注意点2 売却の動機(理由)を正確に伝える
注意点3 売却価格は相場以下でも契約優先
結論(大切なコト) お客様と不動産会社の相互の信頼関係
ここからは、個別に見てみます。。。
注意点1 「多くの不動産会社は一般媒介契約を嫌がる」について
理由は、不動産会社から「どうせ他の不動産会社にも依頼するんでしょ(浮気をされる。。。)」と思われるからです。
宅建業法上、「一般媒介契約」は他の不動産会社に重ねて売却活動を依頼出来ます。
一方、「専任(専属専任)媒介契約」は1社のみで、重ねて他の不動産会社に依頼は出来ません。
注意点2 「売却理由の事実を正確に伝える」について
お客様が理由を言わずに一方的に「一般媒介契約でお願いします。」と不動産会社に相談すると、
十中八九嫌われてしまいます。。。
前述の様に、言われた不動産会社は、
「どうせ他社にも同じ事を言って掛け持ちするんだろうな。。。」と真っ先に思われるからです。
その結果、まともに対応してくれない、または、まともに売却活動を行なってくれない、
という事になってしまいます。
こういった事を避けるためにも、
まず最初に、売却理由や公開したくない旨を正直に伝える事が何よりも重要です。
不動産会社の担当者も人の子です♪
結局は信頼関係の構築が成約の可否を左右します♪
ここでは、他社にも依頼するべきか否かのハナシは割愛し、次回記載に委ねます。
注意点3 「売却価格は相場以下でも契約優先」について
「非公開」での成約を目指す場合は、
あくまでも契約優先で、売却価格優先ではない、というスタンスが必要です♪
「非公開」での売却活動 → 買希望客の引き合い件数が限定的。
だけど、「より多くの買希望客の中で最も高く売りたい!」
は、矛盾しますし不可能です。
相場相当額や相場以上での売却を希望するのであれば「一般媒介契約」は適していません。
契約優先ではなく、売却価格優先であれば、
「一般媒介契約」ではなく「専任(専属専任)媒介契約」にて売却物件を「公開」して売却活動を行なうべきです。
従って、ハナシは戻りますが
そもそもの売却理由と優先順位が非常に重要なのです。
以上、注意事項としての大きな方向性を3点挙げました。
大切な事は、不動産会社に対してきちんと売却理由の事実を伝えて
お互いの信頼関係の構築を図る事です。 (^◇^)
その上で、不動産会社のほうから
問題点を抽出し、最善の解決方法、最善の売却方法
を見出しご提案するのです。
それでもお客様の判断で、
「この不動産会社は誠意を感じられないなあ」と思われましたら、
迷わずそんな不動産会社は見限って他社に相談するべきです。
次回は、「一般媒介契約」の現実的なメリット・デメリットを記載します。
ではでは。