『リフォーム・リノベシリーズ』②バリアフリーで室内事故予防!
長年、ヨガを習っているのですが
直立しながら片足ずつ上に持ち上げて
バランスを取るポーズがあります。
太ももの付け根の「腸腰筋」を鍛える
ポーズなのですが、この筋肉が衰えると
足が思うように上がらず、少しの段差でも転んで
しまうのです!
実は高齢者の事故は『室内』での転倒が多いのはご存知でしょうか?
ずっと暮らしている家で?と不思議に思うかも
しれませんが、本当なのです。
足が思うように上がらず転倒してしまう・・・
打撲や骨折など大きなケガにつながる恐れも!
そこで、高齢のご両親の住まいを“バリアフリー”に
リフォームされる方が増えております。
歩行が困難な方にとって、室内を安心して
移動できることは嬉しいですよね。
今回はバリアフリーについてお伝えしていきます。
●バリアフリーとは
生活の支障となる物理的な障害や、精神的な障壁を
取り除くための施策、若しくは具体的に障害を取り除いた
事物および状態を指す用語である。(Wikipediaより)
家の中では、段差の多い「玄関」や「浴室」、廊下と部屋の間を
バリアフリーにすることで、歩行の安全性を高めることが出来ます。
杖や車いすが必要な方でも、安心して移動できるようになります。
●様々なリフォーム例
室内をフラット(段差をなくす)にするのが
バリアフリーとイメージされますが、他にも様々な
リフォーム例がありますので参考にして下さい。
<浴室>
洗い場から浴槽の縁までの高さで、またぎやすいのは40cm前後です。
高すぎても低すぎても、つまずき、転倒・転落の危険性がありますので、
リフォームの際には必ず確認しておきましょう。
最近では、浴槽脇や浴槽内にベンチがついたシステムバスもあります。
<ドア>
ドアは引き戸にリフォームしておくと、杖や車いすを利用する方の場合
開閉がしやすくなります。
<洗面台・キッチン>
洗面台やキッチンは椅子に座って作業ができるよう、足が中に入るようにしておくと
車いすになった時はもちろん、疲れた時に座りながら、など家事も楽にできるようになります。
●バリアフリー改修工事をした場合
(住宅特定改修特別税額控除)
特定個人が、自己が所有している居住用家屋について
高齢者等居住改修工事等を行った場合において、当該家屋を
平成21年4月1日から平成31年6月30日までの間に
その者の居住の用に供したときに、一定の要件の下で、
一定の金額をその年分の所得税額から控除するものです。
(国税庁HPより)
ご自宅のバリアフリー改修工事を行い、特別控除を受けられる方も増えてきました。
ご自宅を賃貸や売却する際にも、室内がバリアフリーになっていることで
お客様の層が増えるというメリットにもつながるかと思います。
●バリアフリー物件
サ高住(サービス付き高齢者住宅)や高齢者向けマンションなど
建築の段階で室内だけでなく、建物全体がバリアフリーに
なっている物件も増えてきました。
今後、日本は超高齢化社会へー
購入する方が高齢になっても安心して暮らせるよう
バリアフリーにリフォームするのも売却のポイントにつながると思います。
≪Point≫
超高齢化の日本には必須
バリアフリーでいつまでも
安心した暮らしを