WAKUWAKU・中古住宅仲介×リノベーションで急成長マーケットの波に乗る
不動産ビジネスバンク
急速に変化する現代の不動産ビジネスに鋭いメスを入れ、業務をDX化し、売り上げ増加に貢献してくれる頼れる様々な企業を徹底的に紹介します。（リビンマガジンBiz編集部）
画像＝リノベ不動産 恵比寿南ショールーム（提供＝WAKUWAKU社）
「リノベ不動産」という中古仲介＋リノベーションのワンストップサービスのフランチャイズを運営しているWAKUWAKU。
全国200店舗以上の不動産業、工務店、リフォーム会社などの事業者様が加盟している。
WAKUWAKU（神奈川・横浜）は「中古仲介＋リノベ」のワンストップソリューションを提供するフランチャイズ本部として、WEBマーケティングを活用した集客支援から、独自のクラウドシステムによるMAや顧客管理支援、専任コンサルタントによる営業支援、設計施工支援サービス、アフターサポートまで手厚く支援をする。成果創出までに必要なソリューションをトータルでサポートすることをモットーに、常に支援策を拡充している。
プラットフォーマーとして支援の拡充だけでなく、創業時から直営店を構えており、直接エンドユーザーに対して、中古住宅購入のお手伝いと、リノベーションの設計施工による、顧客満足度の高い空間を提供している。こうして培った、高いノウハウを全国の加盟店向けにフィードバックしている。
「不動産領域の中でも中古住宅市場は唯一の成長領域です。さらに、住宅購入者の暮らしの多様化が顕著になっており、『中古仲介＋リノベーション』に挑戦したいという事業者様が増えています。しかし、中古物件の仲介は不動産領域での競争になり、住宅リノベーションは建築領域の高いノウハウが必須になります。ゼロから始めて、『中古仲介＋リノベーション』の両立をさせるには煩雑なフローが発生するために、参入ハードルは低くありません。当社は、2013年から『中古仲介＋リノベーション』事業をスタートしており、これまでそのノウハウを磨いてきました。全国の『中古仲介＋リノベーション』の参入を検討している事業者様を支援し、「中古を買ってリノベーション」というこれまでにない住宅の買い方を当たり前にしていきたいです」（WAKUWAKU・鎌田友和社長）
日本の住宅市場は長らく新築至上主義ともいえる、スクラップアンドビルトが主流であった。しかし、国交省が旗振り役となり、中古市場の拡充が叫ばれるようになった。環境問題への取り組みも盛んになり、中古市場が主戦場になると予想する声は多い。
「不動産売買仲介の領域では、売主と買主の両者から仲介手数料を得る、いわゆる両手仲介の収益モデルが主流でしたが、消費者のコスト意識が厳しくなり値引き対応が盛んになっています。各社とも仲介手数料だけの収益では事業成長ができない状況になっていると、当社に相談にこられる事業者様も増えています。そこで、『中古仲介＋リノベーション』という新たな切り口で、仲介手数料にプラスして、高単価のリノベーション工事を受注することにより、顧客の満足度向上とこれまで以上の収益アップをすることが可能になると理解していただいております」（WAKUWAKU・鎌田友和社長）
同社では、2030年にはリノベ不動産の店舗数が全国1,000店、グループ全体のGMV（流通取引総額）が1兆円に到達することに指標を置いている。さらに、ミッションとして、「Make the world “WAKUWAKU”〜世界中の人々がワクワクできる社会を創る」を掲げており、最終的には世界中に「中古を買ってリノベーション」という買い方を浸透させたいと考えており、店舗数などはあくまで通過点だ。
さらには、不動産業界全体の業務効率改善も進めていく。リノベ不動産が「中古仲介＋リノベーション」という煩雑なフローが発生する事業領域で成功することができたカギは、DX(デジタルトランスフォーメーション)にあるという。
リノベ不動産では、直営店で培った複雑な現場オペレーションの強みを生かし、業務を効率化する複数のクラウドサービスを自社開発して加盟店に提供している。
画像＝リノベ不動産を運営するWAKUWAKU・鎌田友和社長（提供＝同社）
