個人間の取引で仲介手数料を削減

一つの方法として、不動産の売却の際にかかる仲介手数料をなくすという手があります。不動の売却時は仲介会社に買い主を探してもらうという流れになるのが一般的です。しかし、そのような中でも専任媒介契約などの契約形態である場合は、売り手自身でも買い手探しを行うことができます。個人対個人での売買契約となるため、そこに仲介という要素はなくなり直接交渉のため、仲介手数料を削減できます。しかし、個人で売買契約を結ぶのは抵抗があるし、やり方が分からないということもあるでしょう。このような場合は、個人の売買契約を安い金額でサポートしてくれる仲介会社などを利用するといいでしょう。すでにお互いの売買の意思が伝えられ、合意ができているので新しく買い手を見つけるための活動をしなくていいということから、定額でサポートしてくれる仲介会社も存在しているようです。

個人で買い主を見つけることのむずかしさ

しかし、自分たちで相手を見つけることができないから、多くの人が不動産仲介会社と契約を結び、買い主を探してもらうのです。少し見方を変えてみましょう。不動産会社はレインズという情報システムを利用して情報共有を行い、抱えている買い手候補に適当な物件を探します。また、今ではネット上に新しい情報があふれていますので、買い主は不動産売買のウェブサイトを閲覧して情報を得ています。簡単にいうとスーモやat homeなどの不動産ポータルサイトのことです。これらのようなポータルサイトは、不動産会社がレインズに登録した情報をもとに作成されたものが多く掲載されているので、常に新しい物件が掲載されるという理由から多くの購入希望者が閲覧しています。こういったポータルサイトによって買い手の方から連絡してきてくれますので、不動産会社は買い手候補探しにおいて個人よりもかなり有利です。このような理由から物件売買では不動産会社に先んじて個人取引をするというのは非常に難しいことです。つまり、この方法を取る上で必要なのはとにかく人脈となります。そのため仲介手数料の削減は、顔の広い人にこそ向いた方法と言えるかもしれません。

 
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