時間をかけて勝負しましょう
所有している物件を高く売るにはどうすればいいのでしょうか。相場よりも高い価格で売り出して購入してくれる買い手が現れればいいのですが、なかなかそう簡単にはいきません。相場価格よりも高い場合は、いつまでも買い手が見つからないというケースもままあります。例えば新しく住み替える家が1年後には出来上がるので、それまでに売却したいというような場合は、売らなければいけない期日があるわけですので、それほど高い価格で販売するわけにはいかない場合もあるかもしれません。このようにある程度終わりが見えていて、一定の期間内で売却をしなければならないケースも多いといえます。そのような場合は希望価格での販売ではなく、相場価格に近い必ず売れる価格を提示することです。相場価格が分かっていながら色気を出して、少し上増しする人も中にはいますが、たいていは売れ残ってしまい、最終的には安値で売らなければならないということもあるでしょう。期間が決められている中での売却は、高く売るのはなかなか難しいですが、期間に余裕がある場合は少し長く粘るのもコツの一つです。ただし、あまりに長い時間、物件が公開されそれでも残っているというような物件は警戒されがちですので、その辺も注意が必要です。
高く売却するということはどういうことか
高く売るということは、売却してより高い利益を得ることです。では、売却の利益を増やすにはどうしたらいいのでしょうか。単純に言えば売却にかかるコストを削減することが利益の増加につながります。ここでは不動産会社を介して売買が行われる専任媒介契約を結んで取引が行われていると想定しましょう。この場合は、契約を結んでいる不動産会社に任せるだけでなく、自分でも買い手探しを行えますので、時間がある限り購入希望者がいないか探して動きましょう。個人で見つけた買い手は不動産会社を介していませんので、仲介手数料がかからないのです。このようにして少しでも手元に残るお金を増やすことも高く売るという行為と言えるでしょう。