不動産会社の選択方法とは
不動産売却をお考えの方の大半は仲介会社と契約し進めていきます。では、どのような不動産会社を選べばいいのでしょうか。まず契約する前に複数の会社に査定を依頼してみるのがいいでしょう。もちろん売却価格が高いにこしたことはありませんが、本当にその査定価格が相場に沿った価格なのかを知る目安になります。1社のみ査定を依頼しただけではその辺が明確になりません。もう一つ注意したいのは、実はこの査定価格がそのまま売却価格になることがほとんどないことです。査定価格は仲介の契約を成立させるための見積もりと頭に入れておくことが必要です。仮に3社に査定を依頼したとしましょう。イ社は2000万の査定をつけました。ロ社はイ社の査定価格を探り2100万で値をつけます。最後に依頼したハ社は、2200万でも大丈夫と査定します。これをみておそらく多くの人が最も高く査定してくれたハ社を選択するのではないでしょうか。しかし、それには問題があります。先に説明したように、査定価格はあくまで契約をとるための見積もりです。初めに高く査定しておき契約をとります。契約してしまえば後は売却して報酬を得るだけです。仮に2200万で売りだしたとして、数カ月も買い主が出てこなかった場合、さらに値段を下げて売り出す提案をしてきます。そうして最終的には最初のイ社が提示した2000万より安い1900万で売却なんてことも実際あるんです。このような事態にならないよう、慎重に相手を選ぶことが必要なのです。
不動産会社を決める際の注意点とは
上記のように査定価格に踊らされないようにするにはどうすればいいのでしょうか。依頼主もある程度の情報を集めることが必要です。まずは上記のように複数の査定を依頼することが必要です。その上でどの会社を選択するかが重要なのです。査定価格が相場に合っていればある程度信頼できる会社と判断できます。では、相場を調べるにはどうしたらいいのか?近隣の売り出し物件がどれくらいの価格なのかを知ることが一番近道でしょう。自分が売りに出す物件に近い間取りであれば、尚想定しやすいでしょう。相場と相違が少ない会社がどこか。そして対応してくれる担当者の印象。このような点に注意して選択するのが重要です。