不動産の売却はなかなか難しい?
不動産売買において、購入することはあっても売却を経験する人は多くありません。不動産で商売をしている会社に勤めているなどの経験豊かな人は別ですが、一個人ではあまりなじみがなく、どのようにしたらいいのか分からない人が殆どではないでしょうか。購入に関して解説しているサイトなどは多いのですが、売却に関しては多いとは言えません。事前準備もないまま進めても混乱するだけですので、ここでは不動産売却に焦点をあてて、何を準備していけばいいのかを解説していきます。
まずは、不動産の情報を整理していきましょう
自分の所有している物件についてどれくらい知っていますか?自分の所有物でもそんなに詳しく覚えていないのではないでしょうか。おそらく答えられるのは坪数くらい。ただ、はじめはこれくらいでも構いません。売却するために色々な必要種類を揃えていきますが、そのうちに所有している物件についての情報も入ってきますので、その都度整理しておくと分かりやすくなって良いでしょう。なぜそのようなことを行うのかというと、売却したい物件がどのような物件で、どのような点が他と比べて優れているのかなど、PRする際に役立つのです。物件のアピールポイントがどこにあるのか把握するという意味合いがあります。
情報はどこから知ることができる?
では、所有する物件の情報をどのようなものから入手すればよいのでしょうか。不動産の書類には物件に関するきわめて重要な内容が明記されていますが、特に重要な書類とはどのようなものか、3つご紹介します。
1.登記簿謄本
これは不動産に対して設定している権利や建物・土地の大きさといった大変重要な情報の記載がなされています。登記簿謄本はそのエリアの法務局で交付が可能です。
2.固定資産税課税明細書
不動産を所有しているものに毎年送られている固定資産税納税通知書と一緒にあり、固定資産評価額と税額が明記されています。
3.重要事項説明書
不動産取得時に不動産仲介会社を受けていた場合に交付を受けています。これには物件に関しての情報が詰められています。