居住中と空き家ではどちらが有利?
マンションを売る際に、今はまだ居住中の方がいいのか、また空き家の方がいいのか?どちらが売却に有利なのでしょうか?一見すると、空き家の方がゆっくりと室内状況も見られていいように感じます。売る側からするとどうでしょうか?売主はいち早く売りたいので居住中のうちに決めてしまいたいと思うでしょう。その一方で買い手はどうでしょう?確かに空き家の方がゆっくり内覧できるというのはありますが、実は、空き家の状態だと自分が生活するイメージを掴みづらいという欠点があるのです。何もないまっさらな状態だとガラーンとしていて魅力的ではなく、さみしい感じを受けることもあると言います。つまり、居住中の方が空き家の場合よりも高額売却ができる可能性が高いということになります。
居住中の内覧で考えたいこと!
いったん、空き家を内覧した後に購入することを決めた買い手、という目線で考えてみましょう。売主は既に新居に移り住んでいることが考えられるため、早めの売却を希望しているのでは?という考えが働きます。そうなると、価格交渉してみてもいいのでは?という頭が働き、値引き交渉をされた結果、売却価格を下げざるを得ないということも起きてしまうのです。つまり、居住中の内覧をいかに有効に活用するのかがカギを握っていると考えましょう。新築のマンションのモデルルームを思い出してみてください。室内にはソファやテレビ、素敵なインテリア、照明なども配置されていてまさに生活空間を演出していたのを覚えているでしょうか。そうです、買い手にいかに自分が生活するイメージを持たせるかが大事なんです。室内を少し整理して、生活導線をよりよく見せるよう工夫してみるだけで、売却価格にもプラスに働く可能性が上がります。購入のため内覧をしにくる方は、同じ生活水準であるかたであると想像できますので、背伸びした感じを出す必要はありませんので、その辺は気を付けましょう。