リノベーションのメリットとは?
“何年か前に新築で建てたお家も数年が経ち、手直ししたい部分があれこれ出てきます。そこで、いつか大規模な工事で建物の性能を向上させたいという思いを持っている方も多いのではないでしょうか。そこで、リノベーションという言葉にのり、そのメリットだけを見て依頼して工事を進めてしまう人もいるようですが、ちょっと待ってください。リノベーションにはメリットだけでなく、デメリットもあるのです。それらを把握しておかないと、工事をしてから後悔する羽目にもなりかねませんので、まずはそのプラス、マイナス要因を見ていくことにしましょう。
まずは、メリットから。長年住んでいると、その生活には変化が生じてきます。家族構成の変化やライフスタイルの変化などがそうです。これらの変化に合わせて自由に設計(プラン)して現在の生活にぴったりの間取りを実現できるという点がリノベーションの一番メリットといえます。次に、購入サイドから考えた場合、中古住宅を購入しあとは自分の好きなようにリノベーションすることで、新築購入よりも予算を抑えることができるというメリットもあります。”
リノベーションのデメリットとは?
中古物件を購入後、リノベーションを行うという場合は築年数をよく見て購入するようにしましょう。それほど長い年数が経っていない場合でも、建物の耐震性が弱いなどのケースもまれにあり、耐震基準を満たすための改善費用が思いのほかかさむという場合もあります。また、リノベーションを購入からしばらくして行いたい場合には、別途ローンを組まなければならなくなり、費用がかさむ可能性があります。その他、中古物件購入後にリノベーションするとなると、リノベーションにかかる工事期間があり、すぐの入居が難しくなります。特に規模が大きい場合はなおさらです。以上のようなデメリットがあります。このようにメリットだけでなくマイナスの点もありますので、デメリット部分を解消できるのであれば、実行に踏み切るのがいいでしょう。