※ 建物の構造を知りましょう!
まず、”構造”とはなんでしょうか。構造とは、建物の骨組みのことをいいます。この構造には大まかに分けて皆さん聞いたことのある”木造”と”鉄筋造”、”鉄筋コンクリート造”の3つがあります。木造は、読んで字のごとく木材で作られている家のことを言います。主な特徴としては、強度が強く加工しやすいので色々な間取りを実現できるというメリットがある傍らで、燃えやすく乾燥しやすいという欠点もあります。では、鉄骨造はというと、コンクリートよりも軽量であり完全倒壊しにくく3~4階建ても可能というメリットがあります。その一方で現場加工しにくいという点で臨機応変な対応は取りずらいという欠点があります。最後に鉄筋コンクリート造ですが、コンクリートで作られるため、耐火性、耐震性、耐久性があるという強い面がある一方で解体や増改築が難しいという面も持っています。つまり、いずれの構造においてもメリットとデメリットがありますので、建物の規模を考えながら選択する必要があるでしょう。
※ 建物の構法を知りましょう!
構法とは簡単に言えば建て方のことを指します。大きく分けてタイプあり、”木造軸組構法(在来構法)””ツーバイフォー構法””プレハブ構法”があります。まず木造軸組構法ですが、別名在来構法と呼ばれている通り、日本で昔から使われている伝統的な構法です。木材を使い土台、柱、梁などの軸材を組み合わせて骨組を作り上げていきます。その組み合わせ方は様々あり、色々な骨組を作れるため自由な設計を実現することができます。反面、職人が一つ一つ作り上げていきますので、その熟練度で出来上がりに差が出てしまうこともあります。これに対し、ツーバイフォー構法は欧米規格の木材で枠組みを作った上で、そこに合板を組み合わせていく構法です。特に断熱効果や気密性が高いのが特徴ですが、パネルで壁を作り上げていますので、大きな窓を設けにくいなどのデメリットもあります。最後にプレハブ構法ですが、工場で部分ごとのパーツを作り、それを組み合わせるだけの構法です。規格が決まっているため低コストで作れる反面、間取りを自由に決められないという欠点があります。