土地の草刈りは売主がするべき?
不動産を売却のために不動産会社に委託する際、トラブルとなりがちなのが草刈りについてです。実は不動産会社が草を刈ってくれず、売れるまでの間売主が仕方なく草を刈り続けているというケースをよく耳にします。ふだん住んでいるわけでもないのに、不動産が売れるまでの間、草を刈り続けないといけないというのは、土地が広ければ広いほど負担がかかります。しかしいざ売却が決定したとき、草が伸びっぱなしだと、管理責任を問われることがあるので定期的に刈らなければなりません。
草をずっと刈らない場合のデメリット
草をずっと刈らないと、ただ景観が悪くなる以外にも様々なトラブルが発生します。草が伸びることによって害虫が沸いてしまうと、駆除がとても大変です。それに草が伸びていて、誰が見ても手入れがされていない状態になると、不法投棄をされる可能性が上がります。割れ窓理論というのがあって、景観が悪いと犯罪が増えるのです。そうなると、結果的に土地の価値が下がってしまいます。ですから、管理は怠らず、不動産が売れるまできちんと管理をしなければなりません。
契約時、草刈りについての文言があるか
不動産会社は必ずしも草刈りに対して責任を負うわけではありません。契約時に草刈りについて会社が行うようになっていないと、不動産会社は責任を問われません。物件の管理については契約がきちんと成されていても、土地の管理までは契約が結ばれていないケースが多いのです。ですから、会社に草刈りをしてほしいなら契約をよく確認する必要があります。
不動産の売却契約は慎重にしよう
会社と契約していなくても、草刈りを行ってくれる業者に依頼すればきちんとやってくれますが、費用がかかってしまいます。それならばはじめから、草刈りまできちんと行ってくれる不動産会社に依頼するべきです。サービスの質が求められる時代になり、草刈りまで代行してくれる会社が増えてきました。そういったことから不動産を売却するときは、管理も怠らずやってくれるところを選びましょう。