団塊世代のセカンドライフプランの一番の関心事が、いわゆる自宅の建替やリフォームからはじまり住み替えや買い替え問題になります。
その自宅活用の選択肢はいろいろありますが、転居にともなう自宅の買い替えに話題を絞ってみましょう。
団塊世代のセカンドライフプランの中でどこに住むかは重要な問題です。
団塊世代のマイホームの買い替えでは、ほとんどの方が同じ街に住む場合も多いでしょう、
郊外の駅からバス便の1戸建から駅前の新築・中古マンションに住む場合が多いようです。
都心のタワーマンションの住み心地とはいかがなものか。
憧れてはいても、実際にそこに住むことができるのか疑問に感じる人もいるようです。
この都心という定義は、30年前は環状7号線の内側といわれてきましましたが、タワーマンションの着工が増えてきた2000年頃から山手線の中ということになってきました。
実際に都心に住むとまず郊外では味わえない時間と空間が展開してきます。
映画ファンや演劇などの興行的なものに趣味を持っている場合は、たまらないほど楽しめます。
また、グルメや大のワイン好きという奥様方にはグルメレストランやスイーツを嗜むにはとても便利な街であるのです。
都心のほとんどには、路線バスはもちろんのこと老人パス(60歳以上が多い)で乗れるミニバスが走り自宅からどこにも簡単に移動できます。
郊外の街にすんでいる場合にはそうはいきません。
郊外街の住まい方は車社会です。
車がないと買い物もままならないのですが、都心の街の生活は車とは無縁になってきます。
徒歩圏でも十分生活守備範囲が揃っていて、自転車でちょっと走ればどこにも行けます。
趣味を大切にするセカンドライフを過ごすにはいろいろな選択肢があります。
田舎暮らしや海外のロングステイもそれなりに魅力があるものですが、日常生活のなかで遊びや趣味の仲間と会うために、電車に乗って1時間以上もかけて都心に出て行くのはだんだん負担になってくるものです。
旅行においても新幹線始発の東京駅や羽田空港などもとにかく交通の便がいいのです。
そうなるとやはり交通至便の街に住み替えたくなるのです。
いわゆる都心のタワーマンションの生活は魅力的かもしれません。
いや、タワーマンションに限らずそれなりの立地条件のエリアであれば、生活空間は飛躍的な展開をすることになってきます。
住み慣れた街からすっかり子供の声が消えて久しいのですが、都心に住み替えてすぐに目にするのはアラフォー世代の乳母車を引く光景です。
ビルの谷間から元気な子供の声が聞こえてきます。
さあ、住み慣れた街を捨て、自家用車を捨て、庭のガーデニングはベランダーになり、自転車、いや自分の足で都心の路地裏を散策すればほんとうのセンカンドライフプランの発見に出会うことでしょう。