すまいの売却や購入時に気を付けなければいけない事項は何でしょうか?

今回は特に購入者側から見てみましょう。

 1.建てた時期  1981年(昭和56年)5月以前か以後か?構造基準が異なる。

         『新耐震設計基準』制定以前か以後かで強度耐震基準が違う。

         以前なら耐震補強が必要。

 2.バリヤフリー この10年ぐらいで住居環境においてバリヤフリーやユニバーサルな

         計画についての設計思想が取り入れられてきました。

         高齢者の場合家庭内転倒による事故死は交通事故死を上回っています。

         ほんの数センチの段差のつまずきによる事故で骨折など重傷を負って

         います。

         高齢化社会において段差の解消は住まいにおいて重要な問題です。

 3.水廻り    設備における耐用年数は20年が目安です。したがって配管、ライニング

         の交換時期に来ているかまたは交換されているかは中古物件においては

         大変重要な問題です。

         →すまいは細かいところをチェックしましょう

          トイレやお風呂そして洗面、キッチン廻りについては必ず古くなると

          給排水につぃて問題が出てきます。住まいの購入、販売の時は念入り

          によく注意点検確認して問題があれば引き渡しの条件としても修理

          してもらう必要があります。   

 4.外装     外装においてはタイルの剝落や塗装の耐久の問題があります。

         タイルについては下地との取り合いや接着不備や湿気による剝落などが

         あげられます。塗装の場合は経年変化による劣化などがあげられ、塗装

         は必ず剥がれや劣化しますので、定期点検と塗り直しが必要です。

 5.内装     床は近年フローリングの採用が多くなってきました。

         一般的にカーペットは耐用年数が比較的短くフローリングに変更する

         ことも多くなってきました。

         フローリングでは音の問題で近年はL-45以上が必要とされています。

         上下階やそのマンションンの方ならどの程度のレベルかは把握できる

         と思います。

         壁もD-50以上の性能が必要です。

         また外壁に面する収納(押し入れ等)の中を点検し外壁との断熱性能

         が充分か否を点検する必要があります。外壁断熱材が不足している

         場合は内部に結露を生じている場合があります。

 6.管理システム 管理には保守点検、防犯、防災、メンテナンスから日常サポートまで

         多くの機能があります。こういった多くの機能のサポートから長期の

         修繕に至るまで十分いきわたっているかは日常暮らしていくうえで

         また資産価値の存続に至るまで重要な機能を担っています。

 以上チェック項目を述べましたが、すまいを売る側からも買う側からも大事な項目です。

         

         

 

 
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