二月一日付け 朝日新聞夕刊の記事に2016年に販売されたマンションの中で1990年代半ば以降で初めて
中古マンションの販売が新築マンションの販売を上回ったとの記事が出ました。
住宅購入の新築信仰が薄れ今ある物件を活用する時代に入って新築と中古の販売が逆転したとのことです。
新築は16年平均価格は首都圏で5490万で2002年より4割近く高いため手に入れにくく、逆に中古物件は
「ストック増加による市場の拡大、心理的なハードルの低下、リノベーションに対する評価の高まりから
販売が増えている。」(長谷工総合研究所)と述べています。
これをもうすこし詳しく見てみましょう。
2017年においては首都圏でのマンション販売平均単価は、前年より1.9%下落し、逆に中古物件は8.4%
上がっています。
新築物件:5,087万円
中古物件:3,155万円
また戸建ては
新築物件:3,959万円
中古物件:2,994万円 (東京カンテイリリース)となっています。
マンションにおいては新築約5000万円、中古約3000万円と約2千万の差があることがわかります。
逆に、戸建てについては約1千万となっており新築と中古の差の開きは少ないようです。
これからわかることは、このところ上昇していた新築マンションの価格が上げ止まりとなり、逆に
中古マンションの価格が上昇しています。
今、アベノミクスも効果が上がらず、デフレ脱却とはならず、むしろアメリカのトランプ大統領の
就任とともに、今日本における景気対策に対する不安感もあって、雇用や年収も伸び悩んでおり
それがそのまま日本の住宅事情に如実に反映しているのが現状のようです。
不動産業界においては、不動産の購入価格は年収の5倍ぐらいで、住宅ローン
の返済額は年収の約1/5ぐらいが適正と言われていました。
以上からも言えるように、不動産売買に当たっては、今を 適正 的確に把握し販売の作戦を立てる
必要があります。
現状は述べたような動向です。
3年後のオリンピックをひかえ、景気の動向 新築不動産の上げどまり、中古物件の上昇など。
つまり言えることは、今は 売り時、買い時なのです。
あなたの不動産を売るとき、不動産はオンリーワンなのです。
良いところをしっかりアピールして仲介の不動産屋さんとも相談して、今はすこし強気でも大丈夫!
良い値段で売れますよ!