夢のマイホーム、マンションと戸建てのメリットとディメリットを比べてみましょう。
まず《価格》
双方とも土地代の占める割合が多いですね。
建物の坪単価は、一般的にはマンションは集合住宅であるために多くの加重を支えるため
鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造あるいは重量鉄骨造といった構造に占める
割合が高く、一戸建ては低層であるため、主として木造、軽量鉄骨造などが多く、比較的
鉄筋コンクリート造などは少ないようです。
戸建ては比較的建築費が抑えられますが、場所によってですが土地代は都市及び近郊では
かなり高いことがあげられます。
次に《プランや設計案の自由性》
建築条件にもよりますがマンションはプランが決定されていますが戸建ての場合はかなり
自由になりますね。
近年マンションでもインテリアなどの若干の変更要望を聞いてもらえるものも出ています。
戸建ての場合はどういう設計と施工方法をとるのか、選択によってかなり異なってきます。
(ハウスメーカーによる方法)
住宅展示場などがあり確認や情報収集しやすいことがあげられ、説明も受けやすい。
またお試しプランなどもすぐ作成してもらえるため、全てがいいことづくめのような
錯覚に陥ってしまう。
とりあえずすべてに経済的で最低限ある程度のものを採用しているので安心して頼める。
阪神淡路大震災の折には倒壊した一戸建てのかなりの住宅がこの方法で建て替えたため
まち全体が住宅展示場のような街並みになってしまったとの指摘もあった。
欠点は三つ
規格外のものは採用できにくく採用するとかなりのコストアップになってしまうこと。
営業・宣伝費にかなりの費用が発生しておりコストの1~2割を占めていること。
下請け体制で建築するためその分の費用が掛かっていること。
(設計を頼み施工会社で施工)
建築家・設計事務所に設計を依頼し設計図書に基づいて施工会社に建ててもらう方法。
設計の専門家であるため施主 あなたの立場に立ってていねいに考えを実現してもらえる。
施工段階でも専門家の目で施主の立場でしっかり施工会社に対し施工管理してもらえる。
コストに関してもコストコントロールをして最適の設計をしてもらえる。
材料など様々な選定やデザインや関してもすべて丁寧に対応してもらえる。
建築家との信頼関係が大切で良い建築家にお願いすることがキーポイントとなる。
(工務店に依頼)
直接工務店に依頼する方法。あなたのプランに基づき施工までを行ってもらう。
直接なので様々な経費の削減ができる。
問題としては設計から施工までのすべてを任すため施工時におけるチェック機能がない
こと、一般的には斬新なデザインや流行などが取り入れられなく、材料仕様などの選定
に関しても工務店の経験のものか推奨するものになる。
《管理と管理費》
マンションは長期修繕計画ふくめて全体で管理費を決めており、主に共有部分に関して
の清掃や管理・防災・防犯もすべて管理費の中で行っている。ただしどこまでの管理費
かは確認する必要がある。 うたい文句は 「鍵一つで出かけられる。」
一戸建ての場合は管理費があまりかからないようであるが実際は庭の手入れから雨漏り
なども含めてメンテナンスの全てを自費で行う必要がある。
以上それぞれのメリット、ディメリットを簡単に述べてみましたが、あなたはどちら派?