今回は、仲介業者を選ぶポイントについてお伝えさせていただきます。
売却までの流れの中で、過去に投稿させていただいた通り、まずその第一ステップが媒介先(仲介業者)との契約です。ただ、この媒介先(仲介業者)は日本中に山ほど存在します。
では、どういったポイントで選べば良いでしょうか。いろんな考え方があると思いますが、あくまでも私にとっては、大きなポイントは①融資付けに強い会社であること、②レスポンスが速いことの2点が軸です。
①融資付けに強い会社であることについては、買い付けが入っても、その購入希望者が現金で購入できない場合は、金融機関等からの融資を受けてもらうしかありません。金融機関は、もちろん申込者の属性や物件の担保評価などからも判断しますが、窓口が意外に重要で、それによって審査結果が変わってくることも日常的にあります。
そうすると、融資付けに強い仲介業者であるほうが、大きく優位であることは容易にご理解いただけると思います。特に窓口の仲介業者によって借入条件の金利や借入年数なども変わってきたりしますので、それによって購入希望者のキャッシュフローも大きく変わってきますので、成約するかどうかに大きな影響を与えます。
②レスポンスが速いことについては、当たり前のようにも思えますが、購入希望者も人間ですので、購入したいという気持ちは、時間とともに薄れていきます。そうすると、特に不動産のように大きい買い物の場合は、熱が熱いうちに契約・決済までたどり着けるほうな優位であることは言うまでもありません。
私はこの2点を重視していますが、他にも、例えば実績や、会社の規模や、地元を熟知した不動産会社であることや、提携先の広さなど、いろんな観点があると思います。自分の投資仲間ですら、必ずしも私と完全に同じ軸を持っているわけではありません。みなさんも、仲介業者を選ぶにあたって、具体的な軸を持っておくことで、売却までの流れがスムーズに進められると思います。