よく賃貸不動産屋さんを見ると、壁やガラス越しにオススメ物件掲示しています。じっくりとその掲載物件をみると、「えっ本当にオススメなの?」と不思議に思う物件もちらほらあったりします。実は、不動産でいうオススメ物件はいわゆる「今すぐ売りたい物件」が多いようです。決して欠陥があるとかそうゆうのではなく、間取りや日当たり、築年数、マンションの外観、交通の便など様々な理由か重なったりして、なかなか契約が決まらなかったりする物件は、とにかく売り出して早く契約を決めたいからオススメにするようです。
また、私の経験上、賃貸不動産屋さんに足を運んだ際、あらかじめインターネットで調べていた物件情報を持って行っても、その物件は契約されていますとか、他にその物件よりも良いところがある、似たような物件が他にもありますよと違う物件を複数紹介されます。こういう物件紹介も先程と同様、「今すぐ契約させたい物件」を紹介している事が非常に多いと聞きます。紹介される物件の中でも、賃貸不動産屋さんに足を運んで、初めに紹介されるところは、たいていそれほど目に留まるような物件ではなかったりします。「自分の出した条件と若干違う」など魅力を感じないところを紹介されるケースは多くのお客様が経験されていると思います。しかし、トーク力に優れている営業マンや間取りを見ながら住むとすると各家電をここに置けば住みやすくなるなど、住んだ時のプレゼンテーションを事細かくされていたら、ちょっと見たくなるという感覚に陥ります。紹介されて見学に行った物件が話に聞いていたところとはやはり少し違ったと思う方も多いでしょう。見学に行く際のルートはやはり、ランクの低い順に回るケースが多いようです。比較する物件を用意し、契約に近づける為に、営業マンはそのような契約が取れないだろうとわかっている物件の紹介も含め、契約に近づけるためのテクニックを使う方も多いです。
お客様目線でのお話をしてくれたり、ちゃんとお客様の意見に耳を傾けてしっかりと選んで紹介してくれる営業マンと出会いたいものです。