売却のメリット、デメリット
空き家になった物件をどうするか?売却の場合、最大のメリットは素早く自分の手元に現金収入が入ってくる、固定資産税を払わなくてもいいことです。より即効性があり、それによる成果が見えやすい特徴があります。その逆に売却を急いでしまうと、安価で売ることになってしまうケースや売却後の譲渡所得税や仲介手数料などの費用が発生する為、手元に入ってくる金額が減ってしまうデメリットがあります。
活用のメリット、デメリット
一方で活用するとはどのようなことでしょう。空き家になった物件があるということはその分土地もあるということです。これによってアパート経営、駐車場経営など、収益を生む方法がここでの活用というものになります。売却のように即効性のある現金収入は望めませんが、100の価値のものを長い時間をかけて、150、200にしていくことができ、さらにそれを元手に新たな不動産を購入して、収益を膨らませることが可能になります。長期間、安定的に運用できるというメリットがあります。特に都市部の土地は地価の上昇などが期待されるので、活用する価値は十分あるでしょう。「賃貸物件への活用は何かと大変そう」と思う方も多いかと思いますが、昨今のアパート経営では、一括借上げという制度があり、これを活用することによって日々の管理、運営をする手間を省きます。所有と経営を分離できるのです。全く経験のない方でも、安心して不動産オーナーになることができます。ただしアパート経営は20年、30年の長期事業となります。そのエリアのニーズに合わせた部屋づくり、おしゃれな街ならばデザイナーズ物件として売り込む、ファミリー層の多い街ならば収納スペースを増やすなどの工夫、戦略が必要となります。そしてそれを何十年も保つプランを立てることが重要となってきます。デメリットとして空室のリスクがあることがあげられ、アパート経営をする上でもかなり気になるポイントではないかと思います。