せっかく購入した分譲マンションなのに、手放さなければならない時がくることもあります。例えば、お子さんを予定していなかった夫婦に子どもが出来た時や、予想外の転勤、または転職をした時などです。今は、経済的にも非常に不安定な時代ですから、自分の身にいつ、何が起こるのか誰にも分かりません。いずれにしても、購入したマンションを手放さなければならなくなった時に、まず考えたいのが「少しでも高く売ること」ではないでしょうか。
マンションを少しでも高く売るには
まず、不動産を売却しようとする時には、不動産業を営んでいる会社と媒介契約を締結しなければなりません。対象となる企業は、恐らく沢山あることでしょう。しかし、だからこそ選択するのが非常に困難な場合があるのです。一般的にこの選択肢を決定する手順としたら、不動産取扱会社を実際に訪問、或いはインターネットを通して連絡を取るなどして、売りたい物件を評価し、査定をしてもらいます。査定はあくまでも査定であり、売却額が決定する訳ではありませんが、この時に少しでも高く評価してもらった会社を選ぶことが一般的です。もちろん、契約を取りたいがために査定額を上乗せしている会社もありますので、一概に「一番高い査定額を提示してくれた会社に決定!」とは言えませんが、それでも一つの目安になることは確かです。ここで、媒介業者が決定しました。ではそのまま業者に任せておけば高値で売れるのでしょうか。
マンション売却も戦略が大切
何事にも、戦略が大切です。これは不動産の売却であっても同様であり、どんなに短くても3ヶ月、長くて6ヶ月~1年間というスパンを最長と考えて、戦略を練ります。最初は、ある程度の価格を設定することが一般的ですが、それで売り手がつかなかった時には、価格を下げることなども考えなければなりません。ただ価格を下げるまでの間には、周辺の不動産物件の状況や、買い手となる人たちの実際の声などを集約しておき、本当に価格を下げた方が良いのか、下げるのならどのくらい下げるか、またそれをいつから行うか、などの計画を立てておくことが重要です。そう、あらかじめ売れなかった時に行うことと期間を定めておくのです。こうすれば、いざ何かがあった時に焦ることなく予定どおりに行動することが出来るでしょう。