あなたが、活用できておらずに税金を払うだけで所有していてもデメリットにしかならない土地や建物などの不動産を所有していたら、どうしますか?数十年前は、不動産を所有しているだけで資産になったこともありますが、今は、土地の価格も下がっていますしただでさえ人口が減り活用できる土地すら要らなくなってきた時代ですから、そんな時には早めに売却することを検討した方が賢明かもしれません。しかし、不動産を売却するといっても、素人には何をすれば良いのか全く分かりませんよね。何かを売りたい時や買いたい時に便利なものとして、今は「一括査定サイト」が多数存在します。では、不動産も同様なのでしょうか。
不動産査定一括サイト
インターネットで検索すれば、このサイトは一発でヒットします。そして、同様のいくつかのサイトが存在することも確かめられるでしょう。「やった!手間が省けた!」そう思った方、危険です。なぜなら、不動産というのは同じ広さや大きさ、建坪などであっても、土地によって全く査定額が異なるからです。
一括サイトはあくまでも目安…にもならないかも
その土地や建物がある場所が、首都圏なのか、関西圏や中京圏なのかによっても違いますし、地方都市だとしても、県庁所在地の市なのか過疎化が進んでいる市なのかによっても評価が違います。また、例え同じ市の、同じ坪数の土地であっても、周囲の環境がどうなのか、駅の沿線近くか、ショッピングセンターが近いのか、川や崖の近くなのかによっても全く違ってくるのです。つまり、不動産の査定には、その場所に赴かなければ絶対に分からない要素というものが多数存在します。ですから、不動産査定一括サイトを利用したとしても、ほとんど目安にもならないような、気休め程度でしかないのかもしれません。ただ、自宅に居ながらにして、数社から、ある程度の目安の評価額が届くということについては便利かもしれませんし、中には、そのサイトを運営している会社が契約している、その土地に近い業者が訪問したいという連絡が入る場合もあります。こういった用い方をするのであれば、十分活用できるかもしれませんね。