活用できていない土地を所有している人達は、そのほとんどが、固定資産税だけがかかりかえって負担を抱えてしまっていることを悩んでいるようです。全国的にみても、今の超高齢化社会においては人口の減少が既に始まっているため、賃貸物件の市場も既に何年も前から飽和状態であり、空室が目立つ物件の方が多くみられています。しかし、例えその状況であっても成功している人が居ることを考えると、ポイントを押さえた賃貸物件経営が出来るかどうか、という事に成功のカギが秘められているようです。では、どのようなポイントが重要なのでしょうか。
賃貸物件に必要なのは「便利さ」
入居する立場になれば分かるのですが、賃貸物件の場合、駅からの距離というのは非常に重要です。理想的なのは1~2分。しかしそれではかなり限られた場所となってしまうため、せめて5分以内といったところでしょうか。さらに周囲にはスーパーやコンビニがあることが絶対条件の一つといえます。もう一つ言うのであれば、コインランドリーも重要です。特に都心部では、外に洗濯物を干して仕事に行くことはほとんど無く、部屋干し、又は乾燥器で乾燥させることが多いといいます。防音対策がしっかりしている物件なら良いのですが、夜中にこれらを動かすと隣へ響く…ということもあるようです。なので、コインランドリーの有無、或いは誘致というのも大切です。
「便利さ」がなければ家賃で勝負
賃貸物件の家賃は、坪単価で計算されることが多いものです。1畳が約0.5坪ですから、単純に8畳の部屋が3部屋ある場合には8×3は24畳であり、12坪です。つまり、一坪一万円で設定すれば12万円ということになります。そして、駅からの距離や周囲の便利さがないとしたら、この坪単価を下げていきます。あまり下げ過ぎると経営が難しくなるので、物件を建てる周囲の不動産業者に、駅からの距離と他の物件の家賃を聞き、参考にすることが出来ます。例えば前述した物件の例であれば、1坪8千円だとしたら96,000円になりますし、1坪5千円まで下げれば6万円となります。周りと競合出来る価格設定で空室が出来るよりも、思いきって下げてしまって満室になった方がメリットは大きい、というのは言うまでもありませんね。