賃貸物件を建てていたり駐車場に使用するなど、何かしらの用途で用いていない土地は、所有しているだけで税金がかかるばかりでデメリットの方が大きいといわれています。とはいえ土地活用をする場合、誤った方法で進めてしまうと活用どころか多大なる損失を被ってしまう場合もあります。では、どうすればよいのでしょうか。

不動産鑑定士に相談してみる


所有不動産には固定資産税がかかります。どのように税金の額が決められるかというと、その不動産がどのぐらいの価値があるのかということを、ある一定の基準の基に評価されます。この評価は市町村が行っています。しかし、市町村の職員が不動産を評価しているのではありません。専門職に、つまり不動産鑑定士などに依頼しているのです。土地を活用しようとする時には、あなたが所有している不動産の価値がいったいどのくらいなのかを知ることが必要不可欠ですから、個人で不動産鑑定士に依頼してみましょう。そうすれば、自分が所有している土地の価値が分かりますから、それに応じて今後の対策を練ることが出来ます。

不動産業者に頼らない


勘違いしないでいただきたいのは、誠実な不動産業者もいるので全ての不動産業者に頼ってはいけないという訳ではありません。ただ、大手のハウスメーカーのように賃貸物件の一括借り上げなどをしないのが、一般的な不動産業者のセオリーです。このような業者が、土地活用のために賃貸物件を建てて家賃収入を得て、老後の生活まで保障しましょう…というような営業文句で勧めてきた場合、賃貸物件を建てるために組んだローンを返済するまでの収支シミュレーションを出してもらうように依頼しましょう。この時、単にローンを返済する額と、入居率から計算した家賃収入だけでシミュレーションしてくる業者なら、絶対に止めた方が良いといえます。なぜなら、建物というのは年月が経てば必ずメンテナンスが必要になってきます。そのための費用が計算されていないとしたら、完全に怪しいのです。さらに、新築の賃貸物件ならまだしも、年数が経過してくれば家賃も下げざるを得ないものですが、その家賃減額のシミュレーションが組まれているかどうかも注目しなければなりません。

 
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