周りからみて「遊ばせていてもったいない土地だ…」と思われるような物件を所有している場合、金融機関や業者から、賃貸マンションを建てるような計画が持ちこまれる場合がるようです。もちろん、地方部の土地であり、そんな事をしても空室ばかりになってしまいそうな場所であれば、その計画自体に疑いを持つはずですが、ある程度人の行き来があり、駅や店などに近く、賃貸マンションを建設しても人気が出そうに感じる場合には、計画にのってしまうかもしれません。ただし、その計画は「待った!」
計画どおりの収益が期待できるのか?
例えば、その計画がまずは自分で全額借入をして賃貸マンションを建てるプランだとしたら、非常に大きなリスクが伴うかもしれません。というのはこの場合、部屋が埋まっている状況によって大きく左右されるからです。当然ながら全額借入をした場合、月々の返済が発生するものですが、家賃などの収益がこれを上回らない場合には、全然土地活用になんてならず、損をするだけです。まして、空室を埋めるための営業努力を金融機関が払ってくれるのなら良いのですが、そんな事はするはずもありません。となれば、これは無茶な計画だと判断しても良いことになります。
土地活用は収益を上げなければ意味がない!
専門家に聞くことが一番なのですが、一例としてこんな話があります。金融機関や業者から計画を持ち込まれる土地が農地だった場合、その農地を売却して事業用資産の借り換え特例を利用します。そして、売却して得たお金にいくらか借入してプラスすれば、空きなんて心配しなくても良い程人気のある、都心部のオフィスビルなどを購入することが可能になります。そうすれば、毎月の返済があったとしても年間の賃料収入で十分まかなう事が可能なのです。土地は、ただ所有していても固定資産税がかかるだけでマイナス面が大きくなりがちです。有効的なプランを用いて、人生の勝ち組になれますように。