日本各地で天気が荒れているようですね。特に降雪がひどいという話をテレビで耳にします。北海道では飛行機が空港で立ち往生してしまったのだとか。もちろん空港は閉鎖で便は欠航。大変そうです。
さて、不動産売却の話です。不動産を売るとしたら、まずは不動屋さんを訪ねるのが一般的ではないでしょうか。もちろん個人でも、不動産業者を通さずに不動産を売買することは可能です。表題にある「個人で不動産を売るのは、おすすめ?」かどうかと聞かれるなら、不動産売買に詳しくないならやめておいた方がよさそうですね。確かに個人で不動産を売却した場合、仲介手数料がかからないというメリットがあります。この仲介手数料ですが、結構な金額になります。
売却価格の3%に6万円をプラスしたもの、それにかかる消費税が手数料の上限と決められているので、そのくらいの金額はかかるものと想定しておいた方がいいでしょう。売却額が2000万円なら、約72万円です。これが5000万円の物件なら、約169万円。新車が買えます。しかし、個人で不動産を売る手間と時間はこれ以上になるかもしれません。
例を一つ上げてみましょう。実は不動産というのは売ったら終わりではありません。家を売った後、その家に瑕疵が見つかった場合、売主は買主に対して責任を負わなくてはならないのです。瑕疵担保責任というもので、売主サイドから見ると、結構厄介なものです。
というのも、損害賠償を請求できるのは「買主が瑕疵を知った時」から1年以内となっています。買主が物件を買ってから、ではないんです。つまり家を売った15年後、買主が瑕疵を見つけて損害賠償を請求してくるかもしれません。もしくは売買契約が解除となってしまうことも。
たいていは売買契約書において瑕疵担保責任に期限を設けるなどの取り決めをしますが、知らないとトラブルになることは間違いないでしょう。もちろん、トラブルの対処は自分でしなくてはなりません。この例一つを上げても、個人での売却はおすすめできないという結論になるのです。