こんにちは!
不動産鑑定士、不動産投資コンサルタントの浅井佐知子です。

皆様は自分の知らない土地を
投資対象として選んでも
大丈夫だと思いますか?

質問を頂いています。

「不動産投資を考えていますが、
都心の物件のほうが良いでしょうか?」

■回答

「都心を選ぶか、地方を選ぶか」

ではなく、

「自分の知っている地域」
「賃貸ニーズのある地域」

を選ぶ事が大切です。

行ったこともない地方を
「利回りが高い」という理由
だけで選ぶのは危険です。

その後のトラブル対処等も
居住地と離れていると、
大変な場合もあります。

以前お客様から、

「もう5年近く部屋が決まりません。
どうしたらよいでしょうか?」

という相談がありました。

20年前に建てた1棟4戸の
アパートのうち2戸が
ずっと入居者が決まらないとのこと。

実はこの方はアパートのある
地域には住んでいないのです。

アパートを建てたころは、
転勤で近くに住んでいたのですが、
その後また東京に戻って来たのです。

しかも10年間も
現地に行ってないということでした!

「今すぐに現地を確認して、
管理会社に事情を
聞きに行ってください。」

とアドバイスしました。

そこで10年ぶりに現地に
行ってみると・・・

アパートはひどいありさまでした。

空室の部屋は虫の死骸が転がり、
ほこりが溜まり、
ポストには郵便物があふれ出て、
玄関周りにもゴミが散らかり、
階段の手すりはさびだらけ。

これではいくら家賃を安くしても
決まるわけがありませんね。

その後、すぐに清掃を行い、
管理会社を変えたところ、
5年間決まらなかった部屋のうち、
1部屋がやっと決まりました。

この例からも分かるように、
以前住んでいた街で、
土地勘があっても、
頻繁にいけない場所の物件を
所有すると、色々トラブルが
発生することが多いのです。

ましてや住んだこともない
場所に投資物件を買うのは、
更に危険なことです。

市場を読み違えると、
空室が埋まらず、
毎月赤字、最悪の場合は、
破産につながります。

遠い場所、知らない場所を
買っても良いのは、

十分な市場調査と
信頼できる管理会社。
そして戦略的な場所選びが
しっかりできている場合のみです。

既に購入していて、
「失敗したな~」
と思っている方は
今年中に処分することを
お勧めします。

傷が浅いうちに!

投資熱のせいで、地方の利回りが
低くなっています。

本当にその不動産を
買っても大丈夫なのか?
よ~く考えてくださいね!

そして不動産投資について
もっと勉強することを
お勧めします。

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『良質な不動産情報とサービスで人を幸せに!』
不動産鑑定士、不動産投資コンサルタント  浅井佐知子

 
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