みなさま、いかがお過ごしですか?
先日、湿った雪が降った北海道に住んでいる青田です。
湿った雪は重くて持ち上がりません。いつにも増して体力を消費させられ一苦労です。
さて今回は、売却する際、土地の上の古い家を壊したほうがいいのか、壊さないほうがいいのかについてお話しようと思います。
古い家が付いた土地に、買い手がつくのか悩まれる方もいると思います。
住むことはできたとしても、快適な暮らしができるとは言えない古い家。住むなら新しいほうを好む人がほとんどです。
資産価値がない古い家は、売却に悪い影響を与えるのでしょうか?
仮に古い家を壊して売却する場合には解体の費用が売り手にかかります。
土地の上に建物がない場合は固定資産税が高くなり、長い間売れない状況が続くと負担が増します。
しかし、壊すことで古い家に対する瑕疵担保責任を負わなくてもよくなり、古い家の管理や放火される心配もなくなります。
以上は売り手から見た場合です。
次に買い手から見た場合についてです。
現在はより良い住まいを提供するために法律も厳しく変わってきています。
古い家が残っているならば、建築確認申請を必要としないリフォームやリノベーションをして住むことができますが、古い家を壊してしまったことで、建物が建てられなくなったり、既存の建物より小さい建物しか建てられなくなったりすれば、買い手にとってイメージダウンです。
また、古い家があることによって、建物の大きさや日の当たり具合をイメージしやすく、建て替えるときの参考になります。
そして土地の購入のみだと住宅ローンが使えないことを知っていますか?
古い家があることで、買い手は住宅ローンを組むことができます。
それに古い家を好んで探している人もいますので、古い家だからといって壊すことが良いとは言えないのです。
以上のように古い家は買い手にとってメリットがあります。古い家を武器に売却を進めることができるのではないでしょうか?
古い家付きで売り出し、「壊す」「壊さない」は買い手と相談して決定すると良いと思います。