皆様こんにちは、私は東京で弁護士をしております。
先日、同年代の経営者兼不動産投資家と話しをしたところ、長期的に見ればまだまだ東京の不動産の価値は上がる可能性もあるとのことです。僕自身は最近の不動産価格の高騰から、今不動産を買うことに若干難色を示していたのですが、短期的な下落はあるものの、長期的に見れば、東京の魅力は外国人投資家から見てもまだまだ捨てたものじゃないという感じのようです。実際に、知り合いのシンガポール人は港区の高級物件を何も迷わずに即購入しておりました。
改めて東京について調べてみると、総GDPは2位のニューヨークを引き離し世界第1位でありますし、これからオリンピックを控えているという事も考えると、東京にはこれからも人が集まる要因が様々あるので、確かに外国人投資家が投資の対象とする理由もわかってきます。
そういう意味では、金利が低い今のうちに東京で不動産を購入するという選択肢は間違っている訳ではなさそうです。もっとも、これは東京以外の日本全体に当てはまる訳ではないようなのでその点には注意が必要かもしれません。
それでは、今不動産をお持ちの方はまだ売るのを待った方が良いのか、と言われるとそこは一概には言えないでしょう。現時点で売主様にとって満足できる価格で売却できるのであれば売主様にとっては十分かもしれませんし、いつ不動産価格の下落が起きるかは誰も分から無いのですから、売り時として今が悪い訳でもないと思われます。たとえば買値よりも十分に今の価格の方が高くなっているようなケースだと、自分の知り合いでも売っている方が多いような気がします。その際は売却価格をいくらと設定するかを含め専門家に相談されることをお勧めします。
今後の日本では人口が減少していきますし、不動産の価格がどうなるかは正確にはなかなか読みづらいところがありますが、東京に関しては例外的なのかもしれません。いずれにしても、不動産の売買をする際には周りの信頼できる方、専門家の方を含め複数の方にご相談をしてから決断した方が良いでしょう。