島国で地震が多い日本において、土地選びの際にはしっかり調査し、弱い地盤を見極めることが重要です。地震の被害はその土地の地盤に大きく左右されます。今回は弱い地盤の特徴やその見極め方をご紹介したいと思います。

 

地盤を見極めなければいけない理由

土地の観点から見て、日本は家を建てるのに向いていないといえるでしょう。

その理由として「地盤の弱さ」と「地震の多さ」が挙げられます。海に囲まれた島国である日本には軟弱な地盤が多く分布しており、知らず知らずのうちに地震に弱い土地を購入してしまう危険性があります。

また、2011年の「東日本大震災」や2016年の「熊本地震」に代表されるように世界で最も地震が多いことも特徴として挙げられるでしょう。今後も更なる巨大地震が引き起こることが予想されており、家を選ぶ際、地震対策を無視できない状況下にあります。

そんな日本で地盤の悪い土地を購入してしまうと、せっかく建てた新居が水の泡になってしまったり、地盤改良に多額の費用を要してしまうので十分注意が必要です。

以上の理由から家選びの際には地震に強い地盤・弱い地盤を見極めることが重要だといえるでしょう。

 

地震に弱い地盤とは?

地震に強い地盤をしっかりと選ぶためには、弱い地盤の特徴や見極め方を知っておくといいでしょう。

簡単にいうと弱い地盤とは「低くて新しい土地」を指し、軟弱地盤とは泥や水を多く含んだ地盤を指します。

具体的には以下の6つのチェックポイントに該当する土地は軟弱地盤の可能性が高いです。


1)造成してから10年未満の土地

2)整地されてから5年未満の土地

3)海や河川などの水辺に近い土地

4)付近の道路に亀裂や陥没がみられる土地

5)付近の建物の外壁や塀に亀裂が入っている

残念ながら、土地を購入する前に「軟弱地盤であるかどうか」の地盤調査をすることは困難なため、土地の形状を表した公図で確認したり、実際に足を運んで自分の目で確認をしておくことをおすすめします。

地盤の良し悪しは土地の性質だけでなく、不動産業社の対応からも見極めることができます。まず、他の土地に比べて、明らかに値段が安い物件は地震に弱い土地の可能性が高いです。また、建築条件(家を購入する際は土地を販売している不動産会社を利用しなければいけない条件)が付いている場合は地盤改良工事や建物の建設で元を取ろうとしている可能性が高いので注意しましょう。

実際に、地盤が悪いことを知らずに土地を購入して、「地盤改良だけで数百万円もの費用がかかった」という方はたくさんいます。



いかがでしたか?地震に強い地盤とは泥や水を含まず「標高が高くて古い土地」です。

ここまで紹介したチェックポイントを参考に一生に一度のマイホームを建てる安心の土地を見つけてみてください。

 
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