自社ビル取得までに準備をしなければならないことがたくさんあります。
自社ビルを取得するまでのフローチャートとして、やるべきこと(To Do List)【17ステップ】をまとめました。
1.希望条件の洗い出し
2.希望条件の絞り込み
3.自社ビル取得目的の明確化
4.経営計画・資金計画の策定
5.新築 or 中古を決める
6.メインバンクへの相談・同意の取り付け
7.コンサルタント等への相談
8.物件情報の収集
9.候補物件の絞り込み
10.候補物件の下見・内見
11.資金計画の具体的な詰め
12.経営情報悪影響の再確認
13.必要書類の準備
14.契約締結
15.新築工事・リニューアル
16.自社ビルの竣工
17.オフィス移転・仕事始め
これらのステップは、上記の順番どおりに進んでいくとは限りません。特定の物件紹介や、特に購入したい物件と出会ったことをきっかけに自社ビル取得に向けて動き出すこともあります。また、物件探しと金融機関との交渉や調整なども、同時に行われることが一般的でしょう。
上記17プロセスを大きく分類すると以下の4つの段階に分けることができます。
(1)計画段階:ステップ1~7
(2)調査段階:ステップ8~12
(3)契約段階:ステップ13~15
(4)運用段階:ステップ16~17
自社の経営方針・中長期経営計画の内容を鑑み、自社ビル購入の目的や意義についてまとめる必要があります。社内のキーパーソンだけでなく、メインバンク・税理士の先生・経営コンサルタント・経営層などのビジネスパートナーにも、大まかな検討内容を共有する必要があります。場合によっては、顧問でお願いしている方以外にも、セカンドオピニオンとして信頼できる同業他社のアドバイスや漏れのないことの確認なども早期に行っておくことをお勧めします。
それぞれのステップについて理解し、ビル取得までの大まかなイメージを固めましょう。
参考文献
自社ビル取得&運用マニュアル(すばる舎リンケージ)
株式会社ダク・エンタープライズ
株式会社首都圏ビルマネジメント
代表取締役 阿部龍治