市場動向から売れる物件を見極める
不動産の市場動向とは、今どんな不動産が人気でどういった数建設されているといった情報のことです。国土交通省や建築・不動産業界の各機関が発表しており、誰でもインターネットなどを介して情報を得ることができます。市場動向は、着工統計・地価調査などの統計を利用して分析されています。つまり市場動向を知ることで、「今所有している物件は売れるのか?」「欲している人はいるのか?」「大きさなどの要素からみて需要はあるのか?」といった疑問解決の糸口をつかむことができるのです。
価格動向から住み替え時・売り時を見極める
不動産の価格動向は、名称の通り不動産に関する分譲価格や単価の推移といった情報のことです。各不動産会社・研究所・金融機関などが、一定期間ごとに最新情報を発表しています。情報をまとめるにあたり、取り扱う地域・物件によって大きな価格差が出る情報ですが、住みたい・売りたい不動産の地域が決まっている場合には、見ておいて損のない情報です。
土地価格相場から適正業者を見極める
土地の価格相場は、“公示価格”という情報から得ることができます。一般の人には、どういった指標で土地の値段が決められているのかなかなか分かりにくいですよね。そんなときに参考にしたいのが、公示価格。公示価格は、適切な金額で土地取引を行うための指標として公表されているもので、「もしかしてこの業者、私の土地を安く買おうとしてない?」「こんな価格しかつかないの?」といった疑問を解決してくれる指標にもなります。売却前に調べておくことで、本当に土地を売却するかどうか検討することも可能ですね。
3つのポイントを改めておさらい
住宅の市場動向・価格動向・土地価格相場、これら3つについてお話してきました。これら3つを見ておくことで不動産売却に適した時期などを見極めることができます。改めておさらいしましょう。市場動向で売れる物件かの見極め・価格動向で売却時期・土地価格相場で業者の質の確認です。ちなみに土地価格相場は、路線価(相続税路線価:おおむね公示地価の8割程度)という道路ごとに決められた価格帯からも調べることができます。主要道路や主要駅が近くにある場合には、こちらも合わせて確認しておくことをオススメします。