簡単に売却の手順・流れをみてみよう
「査定を依頼→仲介業者を決める→媒介契約を締結する→販売活動を開始する→売買契約を締結する→決済と引き渡し」
この6つの工程が、簡単な売却の手順・流れです。査定は複数の業者に依頼し、内容・価格を比較検討することが大切です。売却開始時期に希望のある方は、逆算してしっかりと査定時間を確保できるように計画しましょう。
いよいよ販売活動開始!内覧者がやってくる
媒介契約が締結されると、WEBや折り込みチラシ・不動産情報誌への掲載がはじまります。これが始まると、「いよいよだな!」という感じがしてくるはずです。希望者が出てくれば、実際に現地へ赴き内覧を行ってもらうという流れになります。内覧希望者は未来の購入者になる可能性があるので、第一印象が非常に重要となります。仲介業者だけでなく、売主と話すことを希望する内覧者もいることでしょう。その際、「なぜ売却することにしたの?」「実際に住んでいてどう?」など、赤裸々トークを求められることも・・・。想定される質問には、答えられる準備をしておきましょう。
購入希望者に聞かれやすい質問とは?
「買い物はどこでしていますか?」は、よくある質問。スーパーの位置は地図を調べればわかりますが、価格帯やタイムセールの話などはやはりその地に住んでいる人に聞くのが1番です。そのほか、「近隣の環境はどう?」「学校はどこの学区になるの?」なんて話も。学校の話から派生して、売主の家族構成に話が及ぶ場合もあります。よく質問してくる人は、その分あなたが売りに出している不動産に対する関心が高いとみて間違いないでしょう。家族構成はプライバシーにもかかわってくるので、話せる範囲でかまいません。あくまでやり取りするのは不動産ですから、お互い気持ちよく売買するために話をすることが大切です。
売買契約締結前にやっておけること
売主として登記の確認を行っておきましょう。登記の住所・氏名などの内容に変更がある場合には変更登記をする必要があるので、事前の確認が大切です。また先ほどの内覧の話にも共通しますが、購入希望者・買主の希望に合わせて行動することが増えてきます。予定を調整できるように、余裕をもったスケジュール管理をしましょう。ここまで終えたら、いよいよ売買契約の締結。その後、金銭の授受や鍵・物件の引き渡し、所有権移転登記・抵当権抹消などを行えば売却完了です。