現代の需要はバリアフリーリフォーム!
高齢化社会の現代では、バリアフリーである建物が好まれます。高齢だけに限らず、怪我などによって体の機能が低下した時には「この建物がバリアフリーでよかった」と思ったことのある方も多いはず。所有している建物をなるべく高額売却するために、バリアフリー工事を取り入れてはいかがでしょうか。本記事では、バリアフリーへのリフォームについてお話します。
高齢者等配慮対策等級をリフォームの指針に
2000年4月1日に施工された品確法のなかに、住宅性能表示制度というものがあります。この中に高齢者等配慮対策等級という項目があるので、「どこからバリアフリーにすべきなの?」という場合の指針にすることをオススメします。例えば、高齢者が安全に移動するための措置として、“介助用車椅子使用者”が基本的な生活行為を行うことが容易にできるようにすることなど。床に段差がなくとも、廊下が狭いと車椅子使用者には使えない廊下も同然ですよね。車椅子使用者にも選んでもらえる建物にしておくことで、建物の買い手を増やすことにもつながります。
移動時の安全性 と 介護の容易性
またバリアフリーリフォーム時配慮したいのは、“移動時の安全性”と“介護の容易性”の2点です。両方に重きをおいてあげれば、バリアフリーリフォームで必要な工事が見えてくるはずです。移動時の安全性が確保できても、動線が長く複雑な場合は決して介護が容易と言えませんよね。移動のみならず、その時々に必要な介護用品を的確に配置できる収納を設ければ、介護の容易性はより増します。
結局どんなことをすれば良いの?
介助用の車椅子での移動が可能なこと・浴室や便所などの水まわりを改良すること・出入り口の戸を1人で開閉できるタイプに変えることが主なリフォーム工事候補となってきます。戸の工事では、ドアノブをレバーハンドルに変えるだけでも、取っ手を握りやすく・力をこめやすくなりますよ。家中に手すりを設置することも大切ですが、車椅子移動と干渉しないように注意しましょう。
国の補助を利用してより良い売却を
バリアフリーリフォームを行うと、工事内容ごとに税制優遇を受けることが可能です。また年末借入金残高×控除率が、所得税から控除されるという税制優遇もあります。税制優遇などを賢く活用しながら、売却値UP・買い手枠の広がりを目指してバリアフリーリフォームを行いましょう!