個人住宅として貸し出すのがメジャーだけど

空き家の利用法を考えたとき、真っ先に思いつくのが個人住宅利用としての貸し出しではないでしょうか?実は空き家の活用方法は、他にもたくさんあります!本記事では実例を混じえながら空き家の活用方法についてお話します。

特色のあるシェアハウスとして貸し出す

高額家賃を避けるため・広すぎる家は不要・誰かと関わりをもって過ごすためなど、さまざまな理由からシェアハウスを必要としている人が多くいます。

また、最近ではシェアハウスの中でも特色を出したものが増えてきています。例えばプロの漫画家を目指している人を対象とした「トキワ荘」では、漫画が好き・漫画家になりたいという共通の趣味・夢をもった人間が集まる事で、より円滑なコミュニティ形成が行われているようです。そういった例に学んで、空き家を特色のあるシェアハウスとして貸し出してみるのはどうでしょうか?

立地を活かして店舗用として貸し出す

基本的に立地が大切になりますが、店舗使用として貸し出すというパターンもあります。一度店舗用として貸してしまえば、次回からは居抜き物件(カウンターやキッチン造作・家具を残したままの物件)としての貸し出しが可能になることもあります。店舗用と聞くとハードルが高く感じがちですが、「うちは大通りに面していないから、店舗用としての貸出は期待できないわ…」と初めから諦めてはダメ。先に述べたように立地は確かに大切ですが、隠れ家レストラン・隠れ家割烹など、隠れ家的な雰囲気を大切にした店舗を開きたいという需要も存在します。店舗用物件は店舗の数だけ異なった需要があるとも言えるので、あなたの空き家も意外と良い条件で借りてもらえるかもしれませんよ。

コミュニティスペースなど公共の場として

介護保険デイサービス 「さんコープ河村邸」は木造平屋建て約200㎡の広い空き家を借りて運営されています。敷地・建物が広くて個人に貸すには向いていない場合にはそういった福祉施設や子育て支援施設、会議室や交流施設などのコミュニティスペースとして貸与するのはいかがでしょう。敷地・建物を施設に貸す場合は個人住宅の賃貸とするより長い期間1箇所に貸し出せる場合が多いため安定した運用が望めます。

活用手段はたくさん!まずは空き家登録を

空き家を活用するための手段は個人住宅利用のみならずシェアハウス・店舗・福祉施設といったコミュニティスペースなど、たくさんあることをご紹介しました。「うちの家(または土地)なんて誰も利用しないだろ…」と諦めず、まずは各都道府県・市町村の空き家バンクへ登録するところから始めましょう!空き家の活用は地域の活性化・安全管理のみならず、既存の建築物を使うため環境にも良いとされています。積極的な利用を。

 
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