現代は不確定な時代だ。

現行では日本銀行の発行する

貨幣には価値があるとされている。

しかしながら、今後の世の中が

移り行く中で、いつまでも貨幣が

万能の物として通用し続けるかも

確実ではない。

海外のニュースや歴史を見ている

とある瞬間に貨幣の価値が

無くなったような事があった。

戦争後のハイパーインフレにより、

札束を袋一杯持たないと買い物が

できないような国も過去にはあった。

そう考えると、現金だけを持って

生活していくのは今後の人生を

生きていく上では難しいかもしれない。

今、インフレ対策として不動産を

所有する事が一部の裕福層の中で

暗黙の了解で行われている側面もある。

【REITを持つという選択】

しかしながら、普通の人には

不動産を持つとなると負担が大きすぎる。

区分所有でも不動産は数百万からスタート

するような性質の物だからだ。

資産運用や資産防衛の為に数百万円ないし、

数千万や数億円の買い物をできる人間は

決して多くない。例え金融機関での借り入れ

などを利用するとしても社会的属性や

個人の信用力、預金残高などが必要になる。

では、一市民には投資により国が破綻

とまでは言わないでも弱ったり、

ハイパーインフレが起きた時の対策は

取れないのだろうか?

理屈の上では、私は可能だと思う。

それは、REIT(上場不動産投資信託)

に投資をする事だ。

それも、日本のみならず、アメリカ

などの国が違う性質の物を同時に

持つ事である。

【REITとは何か】

REIT(上場不動産投資信託)とは、

不動産の権利を証券化したものだ。

簡単にまとめると、不動産というと

一つの土地や物件を持つイメージが

あるかもしれないが、不動産の権利を

皆で分担しようという考え方である。

これを日本国内外と持つ事により、

リスクヘッジにもつながる事だろう。

仮に日本円の価値が暴落するような事が

あっても、物に変えていたり、

海外の不動産の権利に変えておけば、

最悪の事態は回避できるはずだ。


【何が起こるかわからない時代】

現代は何が起こるかわからない時代だ。

そういう時代だからこそ、

「一つの籠に全ての卵を盛らない」

という投資哲学を意識し、

自らの資産や人生を防衛していく

姿勢が必須となる事だろう。

 
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