■空き家問題が増えている
不動産業界では空き家問題が
増えているそうだ。
地方の人口の過疎化が一つの原因
とされている。
他にも、平成27年の相続税の
増税に伴った新築物件の増加している。
それも、空き家問題を加速させている
一つの原因だろう。
何故、相続税の増税に伴って
新築のマンションやアパートが増加
しているのかと言うと、相続の際に財産を
評価するには評価の基準があり、
最も価値があるとされ るのは
現金で、土地になると評価が下がり、
更に建物がその上に乗っかると評価が
更に下がると言う仕組みだからである。
地域で言えば、例えば空き家の
増加率が高いとされる神奈川県は
急激に空き家率が高まっている。
2016年1月のデータによると
35.5%の空き家率と公表されている。
これは相続税の増税に伴った結果である。
■これからの時代に家は余るのか!?
これからの時代に家は余るのだろうか。
社会の情勢を見る限り、恐らくだが、
どうやら土地や建物を持つ人間と、
それを借りる人間に分かれそうなので、
一概には不動産を持つ事が間違っている
とは言い切れないと思う。
現に良い立地の物件には
人が集まっている。
おそらく空き家問題が
最も深刻化するのは
少子高齢化や人口の減少が
増加する更に未来の話であろう。
そういった際に如何に余っている
不動産を上手に利用するかが
求められるかもしれない。
■空き家をリノベーション
この空き家問題も決して
暗い話ばかりでは無い。
例えば、地方ではそれなり
に広い家を都市部と比べると、
とても廉価で借りられるそうだ。
使ってくれるなら安くして
おくから使って欲しいと言う
声も一部の人ではどうやら
あるらしい。
おそらく貸す側も
持て余しているよりも、
家を使って貰った方が、
建物が長持ちするし、
貸す事により固定資産税の
足しになるのだと思う。
他にも、最近では古民家の
リノベーションなどをして、
再利用をするような
取り組みも各地で始まっている。
地方の古民家をリノベーション
してゲストハウスやシェアハウスを
運営しようとする取り組みも
始まっているそうだ。
空き家問題はある側面から
見ると深刻な問題だが、
別な側面から見ると多くの人が
住宅に興味を持ち、気軽に不動産を
扱える世の中が来る日が
近いのかもしれない。