■不動産を購入する際の信用力
不動産はその性質上、購入する際
にも借りる際にも信用力が
大きく影響してくる。
大きな金額が動くわけなので、
契約の際にその人の社会的信用力を
見るという事だ。
基本的に社会的信用力が
高いとされる職業は給料が
毎月コンスタントに入る
公務員や、企業の正社員などが
当てはまる。
また、医師や弁護士等の士業等の
高度専門職も社会的信用力が
高いとされている。
面白い事に、どれだけ売れている
芸能人でも次の年は売れるか
わからないという理由もあり、
社会的信用力は低いとされる
という事だ。
よって、有名芸能人でも住宅ローン
などの高価で長期的なローンは
組みにくいとされている。
フリーランスの人間なども
これに当てはまる。
■不動産を借りる際の信用力
この社会的信用力は勿論、
不動産を借りる際にも当てはまる。
私はかつて不動産会社に勤めていたのだが、
上司からよく言われていたのは、
書類を見てその人間の社会的属性と
年収、家族構成などをきちんと
確認する事と、本人の身なりや
発言を見て本当の事を書いて
いるかをさりげなく探るように
言われていた。
また、不動産を借りる際には
一般的に身内等を連帯保証人に
据える。
連帯保証人とは、いざという時に
家賃がきちんと回収できるか
どうかという措置で、
借りている人と同じだけの
重みを保証人が背負っている
という事である。
仮に本人の社会的信用力
(職業が不安定、年収が低い等)
が低い場合でも、身内の属性が
高い場合は家を借りられる場合も
多々ある。
■いざという時の家賃保証会社
では、社会的信用力のあるような人しか
家は借りられないのだろうか。
そういった連帯保証人がつけられない
事情がある人の為に、家賃保証会社
という仕組みがある。
(身寄りがいない人などは
良く利用する仕組みだそうだ。)
この仕組みは、賃貸借契約の際に
求められる身内の連帯保証人に代わり、
手数料を得る事によって第三者が
連帯保証人となるサービスだ。
どうやら昨今では身内を
連帯保証人に立てても、
更に保証会社への加入が
求められているケースも多いようだ。
責務を果たせない連帯保証人の
増加と共に利用件数が増えている
傾向と言える。